貧血の原因
貧血の原因
比較的身近な病気である貧血。貧血と言ってもいろいろな原因によるものがあって,中には重大な病気のサインであるものもあります。貧血の中で最も多いのが,鉄欠乏性貧血です。鉄分の摂取量が元々少ないケースもありますし,妊娠など鉄分が必要な時期に鉄分が不足しているというケースもあります。また,潰瘍や腫瘍からの出血があって少しずつ失血しているというのも鉄欠乏性貧血の原因です。それに,胃や十二指腸といった,鉄分を吸収する消化器官の病気や手術による切除などでも,貧血になります。よく朝礼のときに倒れる子供がいますが,それは血液に問題がある訳ではなく,脳への血流が悪くなったことによるものですから,医学的には貧血とはされていません。
貧血の検査
貧血かどうかを診断するのに使われる検査項目には,赤血球数,ヘモグロビン値,ヘマトクリット値などがあります。まず,赤血球数ですが,検査項目では「RBC」と書かれていることが多いです。基準値はおおよそ,男性の場合430万~550万個/ミリ立法メートル,女性の場合は390万~500万個/ミリ立法メートルです。ヘモグロビン値は「Hb」などと表記され,男性13~18g/dl,女性12~15g/dlが基準値です。体内に酸素を運ぶ役割をするヘモグロビンの数値を調べます。また,ヘマトクリット値「Ht」は血液中にある赤血球の容積の割合で,基準値は男性40~50パーセント,女性35~45パーセントです。基準値内より少なければ貧血が疑われます。どんな血液検査でも調べられる項目ですので,チェックしてみてください。
貧血を改善する
検査の結果,治療を必要とする貧血であれば,医師の指導に従って治療を受ける必要があります。鉄剤を処方されるかも知れませんが,ある程度長期間服用することが必要です。ですから,なかなか良くならないからといって,勝手に飲むのをやめないようにしましょう。治療をするほどではないけど貧血気味だ,と言われたときは,食生活から見直すようにしましょう。鉄分の多い赤身の魚やレバーなどは良い食材です。植物性の鉄分よりも動物性の鉄分の方が吸収力が高いです。また,鉄分の吸収を良くするビタミンCも取り入れましょう。ブロッコリーやほうれん草などに含まれる葉酸は,造血ビタミンとして知られています。毎日鉄分を摂るように心掛けると良いでしょう。
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